脱毛に呼吸困難…「ずっと後遺症」大学院生、貯金も尽き

有料記事

増山祐史 熊井洋美 三上元
[PR]

 新型コロナウイルスに感染した後、強いだるさや熱、呼吸苦などの症状に、長い間苦しむ人がいる。いわゆる「コロナ後遺症」だ。医療機関が対応を始めている。

 発熱当時にPCR検査を受けられず、患者と認められなかった人の中にも「後遺症」で苦しむ人がいる。

 東京都内に住む20代の女性は毎朝、目が覚めると枕元に何十本もの毛が落ちているのに気づく。全身がだるく、少し外出しただけで息が上がる。数日ごとに微熱が出て、1日のほとんどを寝て過ごす日もある。「7カ月間、ずっとこの生活の繰り返し。もう慣れてすらきた」と自嘲気味に話す。

 最初に異変があったのは昨年の7月下旬だった。動悸(どうき)やめまいを感じ、38度台の熱が出た。数日前に訪れた病院で集団感染が発覚。「感染したんだ」と直感した。

 当時暮らしていた京都府内の…

この記事は有料記事です。残り2278文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]