安倍氏の国会説明、25日午後に 公開実施で与野党合意

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 「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の問題をめぐり、東京地検特捜部安倍晋三前首相の不起訴処分を決めたことを受け、与野党は25日午後に安倍氏が国会で説明する場を設けることで合意した。衆院の議院運営委員会に安倍氏が出席し、公開で行われる。

 自民党森山裕国会対策委員長立憲民主党安住淳国対委員長は24日、安倍氏の国会での説明の形式をめぐって断続的に協議。安倍氏の説明の場は、衆院の議院運営委員会で25日午後1時から、1時間をめどに開くことで合意した。参院についても同日午後に行われる見通し。

 森山氏は記者団に「これだけ話題になっている課題。安倍前総理自身も自ら発言の場を求めているので、公開の場がいいと判断した」と語った。

 立憲民主党の依頼を受けた衆院調査局の調べによると、安倍氏は首相在任時に、国会で「事務所は関与していない」「明細書はない」「差額は補塡(ほてん)していない」の3点について、少なくとも118回繰り返していたことが判明している。安倍氏は一連の経緯について国会で釈明するものとみられる。

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