廃線13年 鹿島鉄道の往時振り返る 茨城空港で写真展

谷口哲雄
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 13年前に廃線となった鹿島鉄道の往時を振り返る写真展が7日、小美玉市与沢の茨城空港で始まった。

 鹿島鉄道は石岡~鉾田間の約27キロを結んでいたが、利用客の減少で経営が悪化し、2007年3月末で営業を終えた。

 写真展は鹿島鉄道ファンの団体「鹿島鉄道保存会」と、県などでつくる「茨城空港利用促進等協議会」が共催。筑波山を背景に田園風景の中を走る列車や、線路跡を利用した専用道を走る現在の路線バスの姿など約170点を展示する。

 保存会の加藤三千尋代表(51)は「鹿島鉄道を知らない世代も増えているが、古里にこんな魅力的な鉄道があったことを多くの人に知ってほしい」と話す。

 29日まで。午前6時~午後9時。観覧無料。問い合わせは協議会事務局の県空港対策課(029・301・2761)へ。

 22日には空港近くにある鹿島鉄道記念館を一般公開する。車両3両のほか関連資料500点以上を収蔵する資料館。参加無料。申し込み方法の詳細は茨城空港のホームページ(http://www.ibaraki-airport.net/別ウインドウで開きます)で。定員160人。13日午後5時締め切り。応募多数の時は抽選。(谷口哲雄)

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