独居の父は91歳に かつてニュータウン、目立つ空き家

有料記事

中村尚徳
[PR]

 宇都宮市南部の緑が丘地区の住宅団地。ここで独り暮らしをする父親が10月、長男(48)に漏らした。「もう施設に入りたい」

 8年前、妻に先立たれた。間もなく91歳になる。今年に入って数回、外出先で倒れて救急車で運ばれた。電話連絡もままならない。安否の確認は介護サービス業者に頼るしかない。

 長男は毎週末、群馬県から車で父親の元に通っている。「とうとうここまで来てしまったか、と複雑です」

ここから続き

 同地区は高度成長期、ニュー…

この記事は有料記事です。残り1127文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら