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　徳島、高知両県にまたがる第三セクター阿佐海岸鉄道（本社・徳島県海陽町）が1日、今月末で引退するディーゼル車と、来春導入予定の線路・道路両用のDMV（デュアル・モード・ビークル）を、ともに満喫できるツアーを開いた。抽選で選ばれた県内外の鉄道ファンら32人が参加した。

　阿佐鉄の車両は、1992年の開業当時から走る「しおかぜ」と、2008年廃止の高千穂鉄道（宮崎県）から譲り受けた「たかちほ」で、2両ともディーゼル。海部、宍喰（ともに海陽町）、甲浦（高知県東洋町）の3駅を結ぶ阿佐東線8・5キロを走っている。

　参加者らは車両基地で「しおかぜ」の洗車や「たかちほ」の運転席体験を楽しみ、カードに「ありがとう列車　よろしくDMV」などとメッセージを書いて列車に飾った。バスモードのDMVにも乗車した。

　締めくくりは、「しおかぜ」…