コロナに負けず福よ来い 伊勢・おかげ横丁で祭り

安田琢典
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 三重県伊勢市伊勢神宮内宮前にある「おかげ横丁」と周辺の飲食店で、「来る福招き猫まつり」が開かれている。大小様々な招き猫や関連グッズなど5千点近くが勢ぞろいしたほか、招き猫にちなんだ特別料理が提供されている。

 まつりの「目玉」はおかげ横丁の入り口付近に設けられた巨大な招き猫。今年は松阪市の地域おこしグループが作った稲わらの巨大招き猫もお目見えした。横丁内や周辺の飲食店では猫形にくりぬいたニンジンが豆腐にのった「招き猫膳」、長寿を願って桜エビの揚げ物を添えた「来る福そばと幸結び」などの料理が提供されている。

 おかげ横丁を運営する伊勢福によると、今年で26回目の秋の恒例行事だが、新型コロナウイルス感染症の影響で実施が危ぶまれていた。広報担当の五十嵐寛さん(41)は「招き猫は縁起物で、猫の着色に使われることが多い赤は『病よけ』の意味合いがある。コロナ禍だからこそ、多くの人を元気づけ、勇気づけようと開催を決めた」と話す。

 まつりは11日まで。期間中は招き猫の絵付け教室などもある。問い合わせは伊勢福(0596・23・8838)。

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