日比谷線の走る博物館 初代に続き、2代目も長野電鉄に

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滝沢隆史
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 長野市湯田中温泉長野県山ノ内町)を結ぶ長野電鉄に、東京メトロ日比谷線の2代目車両が「新型」として新たに加わった。丸みを帯びた特徴的な外観から「マッコウクジラ」の愛称で親しまれた同線の初代車両も譲り受けて走らせており、2年後には初代が引退を予定。東京での代替わりが再現され、鉄道ファンの注目を集めている。

 長電は今年創立100周年。車両の新造はコストがかかるため、他の鉄道会社から払い下げられた中古車両を改造し、「新型」として再デビューさせている。小田急電鉄の4代目「ロマンスカー」、JR東日本の初代「成田エクスプレス」などが長野ではいまも現役で、「走る博物館」だ。

 1993年には営団地下鉄(現東京メトロ)から日比谷線の初代車両を譲り受けて運行を開始。最大で18編成を運用したが、老朽化で次々と廃車に。今年9月下旬には3編成を残すのみとなる。

 2代目車両は今年2月に日比谷線を引退したばかりで、3両編成の2本が長電に譲渡された。車両前面にイメージカラーの赤色のラインを入れたり、急勾配に対応したブレーキを装備させたりして改造し、6月下旬から本格運行を始めている。

 長電は2022年までに2代…

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