四国唯一の扇形車庫で現代アート 宇和島で27日まで
伊東邦昭
JR宇和島駅のそばに残る四国唯一の扇形(せんけい)車庫を生かして、市民の憩いの場にしようとする試みが始まった。18日から27日まで、プロジェクトの第1弾となる現代アート展「みえるものとみえないもの」が開かれている。
JR四国によると、扇形車庫の正式な名前は「宇和島運転区扇形車庫」(愛媛県宇和島市錦町)。1941年に完成し、予土線や予讃線の機関車を格納していた。現在は、宇和島―窪川を運行する観光列車「しまんトロッコ」のトロッコが時折留め置かれる程度で、ほとんど活用されていないという。
今回のプロジェクト「JR宇和島運転区扇形車庫再生準備事業」は、京都市や松山市で空き家を活用して国内外の芸術家の交流拠点づくりをしている団体「床下土風(ゆかしたつちかぜ)」が企画。JR四国などが協力している。
床下土風を主宰する新津保(…
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