LGBTらのカップル公認制度 指宿市導入へ 鹿児島
町田正聡
指宿市は、性的少数者(LGBT)らのカップルを、結婚に相当する人生のパートナーとして公認する「パートナーシップ宣誓制度」を来年4月から導入する方針を明らかにした。同様の制度は各地で導入が進むが、市によると、実現すれば県内では初めて。
市健幸・協働のまちづくり課は「個性の違いを豊かさとして認め合い、命と人権を尊重するまちの実現」が同制度の目的と説明する。昨年10月、LGBTの当事者らでつくる団体「レインボーポート向日葵(ひまわり)」(同市)が制度導入の要望書を市に提出していた。
対象は、既存の婚姻制度を利用できない同性同士のカップルのほか、事実婚など様々な理由で婚姻関係を結ばない同性以外のカップル。制度を利用するには、成人で少なくとも一方が市内に住んでいるか、原則14日以内に転入を予定していることなどが必要になる。要件を満たした上で、互いをパートナーとする宣誓書を市に提出すれば、市が受領証を発行する。
法的な効力はないが、パート…
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