安倍首相祝う横断幕、職員「県庁の総意」 批判する声も

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伊藤宏樹 井石栄司
【動画】安倍晋三首相の連続在職日数が憲政史上最長となったことを祝い、横断幕が掲げられた=伊藤宏樹撮影
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 安倍晋三首相の連続在職日数が憲政史上最長となった24日、山口県庁では玄関ホールと県政資料館の正面に、在職最長を祝う横断幕が掲げられた。県の担当者は「偉業を県民のみなさまとお祝いしたいと考えた」と説明している。

 午前8時半すぎ、県庁の玄関ホールでは、吹き抜けになった2階の通路に業者が横10メートル、縦1メートルの横断幕を取り付けた。県庁の隣に建つ1916(大正5)年築の県政資料館の正面にも、木枠で固定した横断幕が掲げられた。下関市の県下関総合庁舎にも同様の横断幕が掲げられ、3カ所の制作費と取り付け費は計22万円という。横断幕は耐水性のある「ターポリン」という布製だ。

 県は昨年11月に安倍首相の通算在職日数が憲政史上最長になった際にも横断幕を掲げた。その際には「税金を使ってなぜこんなことをするのか」と批判する声も寄せられたという。

 県政策企画課の竹本敬史主幹は「県民の代表として一生懸命尽力している安倍総理が最長を達成した。県庁の総意だけでなく、県民のみなさまと喜びを表現したいと考えた。上位2人が山口県出身で非常に誇らしい」と話した。横断幕は10月9日まで掲げる予定という。

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 安倍首相の地元・下関市では…

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