熱男から届いたユニホーム コロナで苦境の元バイト先に
野球ファンが集う、東京・立川のレストラン「ベースボール」に、ソフトバンクの松田宣浩選手から贈られた日本代表「侍ジャパン」のユニホームが飾られている。松田選手は同店でアルバイトした経験があり、関東で試合がある際によく店を訪れていた。コロナ禍で苦しい中、店主は松田選手からの贈り物を支えに店を切り盛りしている。
3日夜、ベースボールの店内のテレビで、ソフトバンク対日本ハムのナイター中継が映し出されていた。打席に松田選手が登場。店主の江口信男さん(72)が手をたたきながら声援を送っていた。内野ゴロで凡退したが、江口さんの「ドンマイ!」という声が店内に響いた。
同店は江口さんが1975年に創業した。近隣には亜細亜大や中央大の野球部の寮があり、次第に野球部員が食事に来るようになった。「お金に余裕がないだろうから」と学生からは代金をもらわず、その代わりに引退後にアルバイトで店を手伝うのが慣例になった。その中には、中日の与田剛監督や、巨人などで活躍した入来祐作さんらがいた。彼らはプロ入り後も度々店に足を運び、野球ファンの間でも有名な店になっていった。
松田選手もその一人。亜細亜大の野球部員だった2002年ごろからよく店を訪れ、野球部を引退した4年生の秋からソフトバンクに入団するまでの数カ月間は、ちょうネクタイを付けて飲み物や食事を運んだ。
江口さんは松田選手を「ノブ…
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