くま川鉄道、豪雨で全ての車両が浸水 文化財の橋も流失

【動画】大雨で被害をうけた、くま川鉄道=高橋伸竹撮影
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 熊本県を襲った4日の集中豪雨で、人吉市などが出資する第三セクター・くま川鉄道(人吉温泉―湯前)も、橋が流されるなど大きな被害を受けた。復旧には相当な時間がかかるとみられる。

 熊本県によると、災害当時、くま川鉄道が保有する車両5両は人吉市の人吉温泉駅内に停車していたが、球磨(くま)川の氾濫(はんらん)ですべての車両が浸水した。また、くま川鉄道の川村―肥後西村にある1937年建造の国登録文化財「球磨川第四橋梁」(322メートル)が流失しているのが確認されたという。5日にあった県の災害対策本部の会議で報告された。

 県幹部は「相当長期間、全面的に運休することになると思う」と話した。

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