福井)日本遺産に「海を越えた鉄道」 敦賀市など3市町

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佐藤常敬
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 文化や伝統を生かして地域振興を図る文化庁の「日本遺産」に19日、福井県敦賀市と同県南越前町、滋賀県長浜市の「海を越えた鉄道~世界へつながる 鉄路のキセキ」が認定された。

 認定されたのは1884(明治17)年、敦賀(金ケ崎)―長浜間の鉄道が日本海側で最初に開通したことに始まる3市町のストーリー(物語)。鉄道の敷設により、福井・滋賀県境の地域は活気づいていく。物語は、旧北陸線のトンネルや機関車などの鉄道遺産を軸に45の文化財や食文化、景観などで構成される。

 長浜―敦賀間に81年に完成した小刀根トンネル(敦賀市)は、建設当時の姿をとどめるものでは日本最古とされる鉄道トンネル。「デゴイチ」の愛称で親しまれるD51形蒸気機関車は、このトンネルのサイズに合わせて作られたという。82年建築の洋風2階建ての旧長浜駅舎は、現存する日本最古の駅舎だ。

 1912(明治45)年に…

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