大学入学共通テストや一般選抜は予定通り 文科相が発表

伊藤和行
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 今年度行う大学入試について、萩生田光一文部科学相は19日の閣議後会見で、来年1月の大学入学共通テストや来年2月以降の一般選抜を予定通り行うと発表した。文科省は同日、大学入試の実施要項や感染対策のガイドラインを全国の大学などに通知する。

 文科省が大学、高校の団体などと17日に行った協議で案を示し合意していた。9月1日に出願開始予定だった総合型選抜(旧AO入試)は同15日以降に延期。11月出願開始の学校推薦型選抜(旧推薦入試)、来年1月16、17日実施の共通テスト、2月以降実施の一般選抜は予定通り行う。

 共通テストは来年1月30、31日に「第2日程」も設定し、コロナ禍で学習が遅れた生徒が出願時に選ぶことを可能とする。病気などで第2日程が受けられなかった場合の特例的な追試もその2週間後に行う。萩生田文科相は「感染拡大状況によっては試験日程をあらためて検討する」と述べた。

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この記事を書いた人
伊藤和行
那覇総局長
専門・関心分野
沖縄、差別、マジョリティー、生きづらさ