抗原検査、陰性時のPCR不要に 発症2~9日目が対象

有料記事

姫野直行
[PR]

 厚生労働省は16日、新型コロナウイルスの感染を調べる抗原検査のガイドラインを変更し、陰性だった場合に確定診断のため求めてきたPCR検査を不要とし、抗原検査だけで確定診断とすることにした。発熱やせきなどの症状が出てから2~9日目の患者が対象となる。

 抗原検査は、鼻の奥に綿棒を入れてぬぐった液に、ウイルスに特有のたんぱく質「抗原」があるかどうかを検査キットで調べる。

 厚労省によると、川崎市健康安全研究所や東邦大医療センター大森病院、自衛隊中央病院などの研究で、発症から2~9日の患者ではウイルス量が多く、抗原検査とPCR検査の結果が一致する率が高いことがわかった。10日目以降の場合はこれまでと同様に、陰性と出た場合はPCR検査が必要となる。無症状の場合は、抗原検査は使えない。16日に有識者の検討会でガイドラインを変更し、抗原検査キットの添付文書も改訂する。

 厚労省によると、陰性と出た…

この記事は有料記事です。残り174文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら