サンリオ、初めての社長交代 92歳創業者から孫へ 

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佐藤亜季

 ハローキティなどのキャラクターで知られるサンリオは12日、1960年の創業以来初めての社長交代を発表した。創業者の辻信太郎氏(92)から孫の辻朋邦専務(31)に7月1日付で代わる。

 信太郎氏は代表権のある会長に就き、朋邦氏とともに引き続き経営にあたる。環境の変化に速やかに対応できる体制をつくるという。

 朋邦氏は14年にサンリオに入社。企画やマーケティング部門の幹部を経験してきた。この日の会見で「単なるキャラクタービジネスではなく、すべての人に価値を与えられるグローバルエンターテインメント企業に成長させていきたい」と話した。

 サンリオショップを単なる物販の場所でなく、小さなテーマパークのような体験施設に変えたいという。

 サンリオは、山梨県庁を退職…

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