静岡)11日にも現場視察 川勝知事、何を見る
宮川純一
川勝平太知事は11日にも、リニア中央新幹線静岡工区(約8・9キロ)の予定地である大井川上流域を視察する。JR東海は品川―名古屋間の2027年開業をめざすが、工事の水資源への影響について地元の不安を払拭(ふっしょく)できず、同工区だけ未着工だ。知事の判断は開業の遅れにもつながるだけに注目される。
「作業道とトンネルがどれくらいできているか見たい」。川勝知事は4日、視察の目的を説明した。視察の結果を踏まえ、JR東海の金子慎社長との面会を受けるか判断する意向だ。
一方の金子社長は、「今月中にヤード(作業場)整備などの準備工事を始めないと27年の開業が困難になる」と危機感を示す。早急に知事との面会を実現して、理解を得たい考えだ。
工事予定地は、静岡市中心部…
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