長崎)自然の「ことば」描く 石木ダム反対住民ら展覧会
小川直樹
長崎県内を拠点にイラストや鉛筆画で創作活動をしている3人の絵画展「しぜんのことば」が7日から、長与町で開かれる。石木ダム(川棚町)の水没予定地に暮らす石丸穂澄(ほずみ)さん(37)は、ふるさとの豊かな自然に息づく生き物を描いた新たな作品を出展する。入場無料で13日まで。
石丸さんは水没予定地の同町川原(こうばる)地区で、移転を拒んで暮らす13世帯の住民の1人。得意のイラストで地区の出来事を伝える「こうばる通信」を発行したり、住民の活動資金に充てるポストカードに、ふるさとの暮らしを描いたりしてきた。
昨年5月、県収用委員会が土地の明け渡しを命じてから緊迫の日々が続き、石丸さんは心身の不調から思うように絵筆を取れなかった。
今年に入って絵画展の話が決…
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