JR東海の葛西名誉会長、取締役退任 民営化から33年

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初見翔
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 JR東海は、葛西敬之取締役名誉会長(79)が取締役を退く人事を発表した。6月23日の株主総会日付で、名誉会長の職は続ける。葛西氏が取締役を退くのは1987年の会社発足以来初めて。JR東海の経営に長く影響力を持ってきたが、若返りを図る。

 葛西氏は国鉄分割民営化をめぐる「改革三人組」の一人。JR東海発足後に取締役総合企画本部長に就き、95年から2004年まで社長を務めた。14年に会長を退き、代表取締役名誉会長を18年まで務めた。約30年にわたり代表権をもち、リニア中央新幹線の着工や新幹線技術の海外輸出などに尽力してきた。

 葛西氏のほかに、10~14年に社長を務めた山田佳臣・取締役相談役(71)も取締役を退任して相談役に就く。

 15日に名古屋市であった記…

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