福島)夜の街も苦境 コロナ
小手川太朗
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県内の繁華街でも客が激減している。クラスター(感染者集団)の発生を防ぐため、外出自粛の要請が強まり、苦境にあえぐ。関係者に取材すると、夜の街特有の事情も見えてきた。
15日午後8時ごろ、JR郡山駅前を歩いた。東北では国分町(仙台市)に次ぐと言われる繁華街はがらんとし、人通りはほとんどない。「見ての通り、客はゼロですよ」。声をかけてきたキャバクラ店の客引きの男性は自嘲気味に話した。
20年以上、駅近くで店舗型風俗店を経営する男性(70)は14日から6日間、休業することを決めた。状況次第で延長もある。3月中旬から客足が例年の3分の1以下になり、政府による緊急事態宣言が東京都などに出された今月7日以降はほぼゼロになった。
男性は「うちは経済的な事情…
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