便座で覚えた「違和感」 災害時トイレ、使ってみたら…

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小川崇
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 大規模災害時、被災者が直面する問題の一つに「水洗トイレ」がある。断水や下水管の破損によって、家庭のトイレが使えなくなったら――。ふだんは当たり前に使えるトイレが、災害時には命や健康に直結する問題になりかねない。

 「我々の排泄(はいせつ)は、ストレスに敏感です。非常事態では大きなストレスを感じるため、緊張を減らす工夫が必要になります」

 トイレの設備会社を経営し、水を使わないトイレの啓発に取り組む長谷川高士さん(45)=愛知県碧南市=は、そう指摘する。

 緊張とはどういうことなのだろう。記者は、実際に携帯トイレを購入して自宅の洋式トイレで試すことにした。

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 携帯トイレは、主に洋式便器…

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この記事を書いた人
小川崇
長崎総局
専門・関心分野
戦争・平和