新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、感染者との接触をスマートフォンのアプリで把握できるようにする実証実験を、官民の協力で近く始める。個人情報保護の観点から懸念もあるため、同意者のみを対象に始める方向だ。
アプリについて、菅義偉官房長官は13日の記者会見で「官民連携で開発および普及に向けた検討を加速させ、実証実験を行いたい」と話した。
政府関係者によると、実証実験は月内の開始をめざす。専用アプリをスマホにダウンロードした利用者同士が一定の時間近くにいると、近距離無線通信「ブルートゥース」を使って相手の情報を匿名で蓄積する。利用者の感染が判明すると、過去に接触した人に通知される。
アプリをダウンロードしなければ、情報が使われることはないという。ただ、国内外の専門家や人権団体などからは、個人情報が行動の監視など不正に使われかねないとの懸念も出ている。
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今後は利用者から同意をどの…
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