新型コロナウイルスの感染拡大で、多くのプロスポーツが開催を見込めず、クラブの経営をむしばむ。親会社のない地方クラブならばなおさらだ。サッカーJ1で経営規模が最も小さい大分の榎徹社長に、地方クラブの現状を聞いた。
J1は開幕節を終えて中断し、現在は5月以降の再開をめざす。大分はまだ今季のホーム試合を開催できておらず、練習も2月下旬から非公開のままだ。
こうした現状も、榎社長は「多くの方の健康と引き換えに、試合はできない」と理解を訴える。そのうえで「リスクをゼロにはできないが、やるべきことをやり、みなさんの了解を得てはじめて、再開できる」という。たとえ再開にこぎつけても、「全然安心はできない。最初は戦々恐々、慎重な対応になるだろう」。
安心してスタジアムに…難しい
サポーターも気がかりなのが、経営面だ。
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大分はJ2だった2018年…
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