ピアノ講師、新型コロナで収入ゼロ 助成金ももらえず
新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、会社に雇われずに働くフリーランス(個人事業主)の団体が、給付型の支援を政府に要請しています。終息がまったくみえず、収入が途絶えたままの現状は、フリーランスが背負うことができるリスクを超えているといいます。ただ、雇用によらない働き方をする人たちに対する支援のしくみづくりは簡単ではないようです。
新型コロナウイルスの感染拡大のあおりを受ける労働者やフリーランス(個人事業主)の方々の体験談や不安の声を集めています。朝日新聞労働チームまでメール( t-rodo@asahi.com )でお送りください。
今月19日。記者が横浜市港南区の杉山美穂さん(45)の自宅を訪ねると、杉山さんはピアノでショパンを弾いていた。ピアノはちょうど調律を終えたばかりで、ふだんならば試し弾きを楽しむところ。だが、杉山さんの表情はさえない。
「今のところ収入ゼロの状態です」
大手ピアノ教室の講師をしている。新型コロナの感染拡大が収まらないため、教室側は2月末、3月上旬いっぱいのレッスンの取りやめを決定。その後、3月中のレッスンもすべて断念することになった。再開のめどは立っていない。
ピアノ教室側に雇われる労働…
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