オーストリア・緑の党、初の政権入りへ 気候問題に意欲

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ベルリン=野島淳
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 オーストリアで1日、環境政党の緑の党が初めて、政権入りすることが決まった。昨年9月の総選挙で第1党となった中道右派・国民党との間で連立協議がまとまり、両党首が発表した。首相は引き続き国民党のクルツ党首が務め、緑の党のコグラー党首が副首相になる予定だ。

 ロイター通信によると、クルツ氏は記者団に「両方の長所を結びつけることに成功した」と述べた。国民党が主張していた減税などの税制改革を進める一方、気候変動対策などを進めることで一致したという。

 コグラー氏は「オーストリアは気候変動問題に関して、欧州でも国際的にもリーダーになる必要がある」と意気込みを語った。連立合意の詳細な内容は2日に発表する。

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