「露骨」「営業マンに」原発元所長ら元助役の転身を語る

有料記事原発と関電マネー

【動画】関電元幹部15人が金品の受領認める=取材班撮影
[PR]

 関西電力の元役員らによる金品受領問題。高浜原発の増設に尽力した福井県高浜町の森山栄治氏は、1987年に助役を退任後、原発設備のメンテナンス会社役員に「転身」した。原発所長らの元を訪れ「仕事をくれ」と露骨に発注増を求める。関電幹部らへの金品提供は、すでにこの時期から始まっていた。

 福井県高浜町役場の2階。副町長室の壁一面に歴代の助役らの顔写真が飾られている。にらみを利かせるように、1987年に助役を退任した森山栄治氏(故人)の写真もある。

 森山氏は京都府内の自治体職員を経て69年に高浜町役場に入った。民生課長や企画課長などを歴任し、町政の先頭を走った。

 仕事中の厳しさでも知られた。元町職員は「朝、あいさつしなかったら2時間説教された」と振り返る。

ここから続き

 当時を知る関西電力の元幹部…

この記事は有料記事です。残り1099文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら