はじけるグミ市場 食感多様化、大人もとりこに
大川洋輔
果物の風味が口いっぱいに広がるグミ。ここ数年、いろんな味や食感の商品が登場し、売れ行きが伸びている。日本でグミが本格的に売り出されて40年近く。子どものころにグミを食べて育った大人が増えてきたことも、市場を引っ張っている。
調査会社の富士経済によると、2010年に286億円だった市場規模は、20年には516億円に達するとみられる。その後も右肩上がりで伸びていきそうだという。
立役者のひとつが、UHA味覚糖が14年に発売した「コロロ」だ。通常のグミよりも水分を増やし、コラーゲンの膜で包んで本物の果実のような食感を再現。グミを「卒業」した世代に再び手に取ってもらえるようになった。17年には阪急百貨店うめだ本店(大阪市)に専門店をオープン。大粒でよりジューシーな高級版を販売し、外国人観光客にも人気という。
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菓子大手の明治が昨年発売し…
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