台風19号による荒川増水で冠水した河川敷公園が軒並み、利用再開のメドが立っていない。水が引いた後も泥が残り、秋ケ瀬公園(さいたま市桜区)を管理する埼玉県は「どこから手をつけるか、まだ被害の確認中」という。再開したゴルフ場もあるが、浦和レッズが運営する総合スポーツ施設は年内の休止を決めている。
荒川彩湖公園(同)では市の管理事務所が軒近くまで水没した。周囲にたまった泥をボランティアがかき上げて事務所周辺に人が入れるようになったが、1階のシャッターは水圧で壊れ、内部の被害状況が確認できないでいる。自転車や徒歩で園内を通過できる道はあるが、市公園緑地協会は「完全復旧の見通しが立たない」という。
彩湖沿いに戸田市方面に向かっても状況は同じだ。野球などのグラウンドは分厚い泥や水に覆われ「彩湖・道満グリーンパーク」を管理する戸田市水と緑の公社は「あと、2~3カ月はオープンできない見込み」としている。金魚やヘラブナの釣り堀は「水没した時に魚が逃げてしまったようだ」と職員は話す。
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秋ケ瀬公園は立ち入りが基本…
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