なくして執着、集めた万年筆300本 求む「Asia」

有料記事

聞き手・畑川剛毅
[PR]

 歴史学者の本郷和人・東京大学史料編纂所教授は、日本の歴史をわかりやすく語ることで人気を博しています。万年筆コレクターでもあり、ある深刻な悩みも解決したといいます。歴史の語り部が万年筆の魅力を語りました。

日本製にまさるものなし

 万年筆といえば、本体は「黒」がイメージされるでしょう。でも、僕のオススメは、オレンジやブルー、パープルといったカラフルなもの。300本は持っていると思います。

 僕らが卒業論文や修士論文を書いた頃はまだワープロはなく、気合を入れて文章を書く時の筆記具の代表は、やはり万年筆でした。出会いは、小学校卒業の記念に、恩師からペリカンの万年筆を贈られたこと。「大人の気分」が味わえるので大事に使っていました。それをいつの間にかなくしてしまい、以来、執着するようになりました。

ここから続き

 書き味は日本製にまさるもの…

この記事は有料記事です。残り612文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら