世耕氏団体、元助役が相談役の企業から600万円の寄付

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 自民党世耕弘成・参院幹事長の資金管理団体が、関西電力幹部らに金品を渡していた福井県高浜町の森山栄治元助役(3月に死去)が相談役に就いていた兵庫県内のメンテナンス会社の社長から、2015年までの4年間に計600万円の寄付を受けていたことがわかった。

 世耕氏の資金管理団体「紀成会」の政治資金収支報告書によると、森山氏が相談役だった原発メンテナンス会社の社長から、12~15年に毎年150万円ずつの寄付を受けていた。

 工事経歴書によると、同社は16~19年、関電や関電と契約しているメーカーを通じるなどして約86億円を受注している。

 世耕氏は9日、国会内で記者団に「個人的に私の政治理念などに共感して寄付を頂いた」と述べ、返金の予定はないと説明した。森山氏とは面識がなく、寄付を受けた社長については「その方のために私が動いた、陳情の処理をした、人を紹介したことは全くない」と話した。

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