軽減税率、公明代表「混乱なく開始」 野党「え~」

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大久保貴裕
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山口氏、消費増税に伴う制度を自賛

 消費税率の10%への引き上げからまもなく10日。公明党山口那津男代表は9日の参院代表質問で、同党の強い主張を受けて導入された軽減税率制度を自賛した。ただ、買い物客や小売り現場などの一部では混乱も広がっており、野党からは批判の声が上がった。

 軽減税率は連立政権を組む自民党が低所得者対策を求める公明に配慮する格好で折り合い、生活必需品として酒類と外食を除く飲食品などの税負担が8%のまま据え置かれた。

 この日の参院本会議。山口氏は代表質問で「『軽減税率は毎日の買い物に助かります』といった声をいただく。日常生活に大きな安心感を与えていると実感した」と強調。続けて、「事業者からは『しっかり準備をしていたので混乱なくスタートできた』という声もいただいた」と力を込めると、野党席から一斉に「えー!」とヤジが飛んだ。

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