「越えられない一線」とは 米イラン、会談不発の理由

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ニューヨーク=杉崎慎弥 渡辺丘
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 米国のトランプ大統領とイランのロハニ大統領。両首脳による「歴史的な会談」が国連総会で実現するのではないかと注目が集まったが、結局、2人は顔を合わせないまま会場のニューヨークを後にした。米国はイラン側が求める制裁の緩和を拒否し、経済・軍事両面の圧力をさらに強めている。

 「米国が制裁を解除するならば交渉は可能だ」

 9月26日。ロハニ師は帰国前の会見で将来の対話に含みを持たせた。だが、今回の訪米では対話の糸口すら見えず、溝はかえって深まった。イラン政府関係者によると、ロハニ政権は前日の25日に「制裁が緩和さえされない状況では、米国との対話は国益にならない」と最終判断し、接触を断念したという。

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 低迷する経済を立て直すため…

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