夫は沖縄本島で戦死、97歳「いつも涙をこぼしてきた」

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西村圭史 伊藤舞虹
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 令和になって初めて迎えた終戦の日。東京・日本武道館での全国戦没者追悼式には、遺族らが時代が移っても変わらぬ思いを胸に参列し、若い世代も不戦への誓いを新たにした。

令和になっても「気持ちは変わらない」

 「絶対、戦争をしてはいけません。私のような人がいっぱいできる」。最年長参列者となった東京都八王子市の内田ハルさん(97)は15日、車いすで会場に入り、語気強く語った。夫の憲司さん(享年36)は1945年6月23日、沖縄本島で戦死。追悼式は50年以上、欠かさず参列しており、「色んな時代を経て今日があるが、昔が思い出されて、いつも涙をこぼしてきた」。令和になっても「気持ちは変わらない」という。

 1921(大正10)年に神…

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