世界ランクは313位 快進撃の15歳「運命信じない」

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遠田寛生
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 ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われているテニスのウィンブルドン選手権は5日、第5日があり、女子シングルス3回戦でコリ・ガウフ(米)が、ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)を3―6、7―6、7―5で下した。世界ランキング313位で15歳の快進撃はなおも続く。

 センターコートのボルテージは最高潮に達した。相手の打球が頭上を越え、ベースラインを割る。「アウト」での試合終了に、ガウフはたまらずラケットを宙に投げ、跳び上がった。

 苦しい試合だった。序盤から相手に主導権を握られた。パワーに対抗しようとして、ミスが続いた。第1セットを落とすと、第2セットもあっという間に2―5に。30―30からは足を滑らせて、いよいよ敗退寸前まで追い込まれた。場内からは、まるでここまでの健闘をたたえるかのように、拍手までわき起こった。

 ところが、劇場はここから「開演」した。

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