「腰痛い」「家族への金作る」 出頭拒み続けた末の逃走

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  刑務所に収容される前に神奈川県愛川町の自宅から逃走した小林誠容疑者について、検察庁は今年2月の実刑判決確定後、書面や電話で複数回、出頭を要請したが、4カ月間断られ続けていた。

 関係者によると、小林容疑者は横浜地裁小田原支部での一審の公判中に保釈され、昨年9月に実刑判決を受けた。翌月に保釈保証金600万円を納付して再保釈されたが、今年1月の東京高裁判決に出廷せず、2月8日に実刑判決が確定した。

 確定後、東京高検が電話をかけたところ、小林容疑者は具体的な日にちを挙げ、出頭の意向を示した。さらに横浜地検が電話や書面で出頭を促したが、出頭しなかった。「腰が痛い」「家族への金をつくる時間が必要」などと説明したが、出頭に応じる姿勢は見せ続けていた。地検の担当者が自宅を訪れたこともあったが、不在だったという。検察幹部は「そもそも保釈された人は、逃亡しないという前提があった」と語る。

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 今月19日、小林容疑者の所…

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