久保建英、南米でどこまで輝けるか(中西哲生コラム)

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 14日(日本時間15日)に開幕するサッカーの南米選手権には、日本が招待出場します。9日のエルサルバドルとの親善試合で、日本代表デビューした高校3年生の久保建英。真剣勝負となる南米選手権では、どういったプレーを見せてくれるでしょうか。

 もしかすると、エルサルバドル戦で久保が見せたプレーの質の高さに、驚かれたかもしれません。ただ久保の小学生時代からトレーニングしている身としては、驚きはありませんでした。というのも、彼は周りにレベルの高い選手がいて、わずかなスペースと時間があれば、結果を出せるタイプだからです。

 ただ一つだけ危惧していたのは、メンタル面でした。いくら彼がアンダーカテゴリーを飛び級で選ばれてきたといっても、18歳になったばかりで、今回が初めてのフル代表です。一貫して彼にも伝えてきているのですが、いくらすばらしい技術を持っていても、それを発揮できる精神状態でなければ、その技術を生かすことができません。昨年のW杯ロシア大会に出場した選手もいる中で、多少なりとも遠慮があったり、「できるかな」という不安があったりすると、技術を発揮するのが難しくなります。

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 実際、左足のインサイドでワ…

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