広がる山城・石垣ブーム 写真で納得、上位20位の魅力

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編集委員・宮代栄一
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 2007年に始まった「日本100名城」(日本城郭協会選定)の全城制覇者が2800人を超え、その公式ガイドブックのシリーズが累計75万部売れるなど、年々広がりをみせる「城ブーム」。そんな中で最近、城好きの間で注目を集めるのが、山上に建てられた「山城」と、城を囲む「石垣」だ。魅力をさぐった。(編集委員・宮代栄一)

記事後半で「お城ファンが訪れる城上位20」をそれぞれの城の魅力を捉えた写真で紹介。無人の城跡を含む全国約3000城から選ばれた20位とは。

 岡山県の中西部、430メートルの小松山の山上にある備中松山城(高梁〈たかはし〉市)。日本三大山城の一つと言われ、天守が現存する山城では日本一の標高を誇る。13年度に4万5千人だった入場者は16年度に10万人を突破。この10連休には計1万4千人が山道を歩いた。

 1日、愛知県から来た40代の会社員男性は、令和を記念して公開された二重櫓(やぐら)や曲輪(くるわ)などを見学したとご満悦。「まさに歴史の旅をしたという感じです」

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 山城が注目を集め始めたのは…

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