茨城)引退新幹線、道路走る 新潟→筑西、D51の隣に

吉井亨
【動画】展示場所に運び込まれるJR東日本の新幹線車両=吉井亨撮影
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 蒸気機関車のD51が10月に運び込まれた茨城県筑西市の観光施設「ザ・ヒロサワ・シティ」に10日、JR東日本の新幹線車両(E224―127)が仲間入りした。同施設が10月に譲り受けて展示する漆黒のD51や、寝台特急「北斗星」に、白青のツートンカラーにピンクラインの新幹線が並んだ。

 車両は新潟市車両センターを8日午前0時に出発。全長25・7メートル、幅3・38メートル、高さ3・7メートルで重さ36トンの車両は、車輪などを外した上で特殊トレーラーの台車に載せて牽引(けんいん)され、夜間に道路を走った。8、9日に福島県内の道の駅の駐車場などで休憩した際は、珍しい駐車風景に人だかりができたという。

 「新幹線の駅がない茨城県の人に新幹線を身近に感じてもらいたい」と、同施設がJR東日本から譲り受けた。東北、上越新幹線などとして走り、今年10月に引退した車両という。同施設が保存する11台目の鉄道車両となった。

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