(現場へ!)炉心溶融事故研究者:5 「万全はない」、弱点の想像を

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 2011年3月15日朝、原子力安全・保安院次長の平岡英治(えいじ)(65)は、経済産業省別館3階の自室で仮眠中に部下に起こされ、「2号機爆発」を伝えられた。「阿部さんの言っていたことが起きてしまったか」と一瞬思った。

 原子炉の中身が空高く吹き上げられる「DCH」の恐れ――。仮眠前、元上司の阿部清…

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