(時代の栞)「星守る犬」 2009年刊・村上たかし 孤立しやすい社会

有料記事時代の栞

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 ■失うつながり、無関心の中で

 主人公の「おとうさん」が白骨化して身元不明の「行旅死亡人」として発見されるところから、漫画『星守る犬』の物語は始まる。

 不況下でリストラにあい、持病を抱え、妻と娘にも去られた中年男性が、愛犬と気ままな車の旅に出る。所持金もガソリンも尽きたとき、たどり着いた野原が…

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