折々のことば:1625 鷲田清一

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 絶望の泥染めをしないと、本当の希望が浮かび上がってこない。

 (佐高信)

     ◇

 大島紬(つむぎ)が絹を泥に浸すことで独特の光沢を得るように、希望も絶望の果てに立ってはじめて真の輝きを得ると、評論家は言う。昨今の現実は「明るい話」や「安売り」の希望にもたれかかって済むものではない。でも人は…

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