介入警戒しながら円安圧力じわり 米利下げ期待遠のけば円安加速も

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山本恭介 杉山歩
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 1日の東京外国為替市場円相場はドル買いが優勢となり、1ドル=157円99銭まで円安が進んだ。政府・日本銀行為替介入に対する警戒が広がる中でも、米国の堅調な経済を背景に円安圧力がじりじりと強まっている。日本時間2日未明まで開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で米国の利下げ期待が遠のけば、さらに円安に振れる可能性もある。

 1日午後5時時点では前日同時刻より1円03銭円安ドル高の1ドル=157円88~90銭。先月30日に米労働省が発表した従業員を雇う際のコストを示す指数が市場予想を上回った。中央銀行の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退し、長期金利が上昇。日米の金利差が意識され、高金利のドルを買って円を売る動きが進んだ。

 対ドル円相場は先月29日に…

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