■表現の原初に戻っては更に進む
石川九楊氏が自作の制作背景について語った本である。同時代の言葉と古典の大きな振れ幅の中に諸作品があることがよく伝わってきた。「古典への退却」から始まる細筆の複雑な抽象画のような作品、様々な言葉がコラージュされた作品群は、楽譜のようにもみえて音が聞こえてくる。
石…
■表現の原初に戻っては更に進む
石川九楊氏が自作の制作背景について語った本である。同時代の言葉と古典の大きな振れ幅の中に諸作品があることがよく伝わってきた。「古典への退却」から始まる細筆の複雑な抽象画のような作品、様々な言葉がコラージュされた作品群は、楽譜のようにもみえて音が聞こえてくる。
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