(書評)『少年の「問題」/「問題」の少年 逸脱する少年が幸せになるということ』 松嶋秀明〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■対話で見いだす、解決への道筋

 「問題」を起こす少年がいた場合、その子の性格や成育歴に原因を見いだそうとすることが多いだろう。しかし、本書の立場はそうではない。その少年に対して「問題だ」という意味を読み取っている側に本書は注目する。そして、「問題」が少年自身ではなく周囲からの意味づけ、すなわち「…

この記事は有料記事です。残り762文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら