男女の権力関係、幻想的に問う 彩瀬まるさん「森があふれる」

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 現実と非現実を自由に行き来する作品世界が高く評価され、2年前に直木賞候補になった作家の彩瀬(あやせ)まるさんが新刊『森があふれる』(河出書房新社)を出した。作家の妻の体から植物が生えるという幻想小説。作家の夫と小説に書かれる妻を通して、社会に根強く残るジェンダー観、非対称な権力関係を問いかける。

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