(ひもとく)本棚の常備薬:3 古典で社会を考える 木庭顕

有料記事ひもとく

[PR]

 問題を鋭く捉え、解答を与えずに問題をどこまでも掘り下げる、これが古典である。本来ヴァージョンを識別するばかりで指示作用を持たない(ソシュール)、自然言語が適する。古典は既定値の了解を根底から砕いてきたものでもある。問題を新鮮に感知する姿勢で読もう。教訓を引き出したりするのは古典の最低の読み方である…

この記事は有料記事です。残り1720文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら