東京都品川区に住むIT会社員の女性(41)は、2015年に結婚した。夫婦で1LDKの賃貸マンションで暮らしていた。
長女(7)を妊娠していることがわかり、これからも家賃を払い続けるくらいなら、とマンションの購入を決意。「子どもは2人くらいほしい」と考えて3LDKを探した。
夫婦いずれの職場からも近く、駅徒歩約5分の新築物件(約70平方メートル)を購入。その後生まれた次女(5)も合わせた4人で移り住んだ。
しばらくして3人目を妊娠した。脳裏によぎったのは、「1人1部屋を確保できない」。今年1月に生まれた3人目は男の子だった。
いつかは姉2人とは別の部屋を用意してあげなければ。3人には中学受験をさせるつもりだが、そうなると勉強部屋が必要だ。リモートワークが中心なので集中できる環境もほしい……。「部屋割りをどうしたらいいか、かなり考えました」
東京の3LDK、5%超も狭く
高値で狭いーー。都市部を中心に住宅事情が悪化する中で、頭が痛いのが子ども部屋。間取りを変えられるマンションが登場し、完売した物件もあります。5日のこどもの日を前に、「子ども部屋」と「3LDK」について考えました。
今は3LDKのうち、LDK…
- 【視点】
オンライン学習に焦点を当てて、子どもの学習実態や学習環境について感じていることにおける親目線と子目線のズレなどについて調査したことがある。(「住まいにおける子どものオンライン学習に関する研究」研究代表者:積水ハウス株式会社・山崎美波氏)
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