(評・舞台)「二度目の夏」 息詰まる官能、闇広がる結末

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 結晶度の高いせりふが緊張の糸を張り巡らせていき、気が付くと息詰まる官能が舞台に満ちている。作・演出家、岩松了の真骨頂だが、本作は過去の傑作と肩を並べる。

 人の言動は、目の前の出来事だけでなく記憶、あるいは場所や季節に左右されるというのがおそらく岩松の人間観で、しかもその範囲が広い。よく難解と言わ…

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