(評・舞台)勅使川原三郎・佐東利穂子「幻想交響曲」 楽曲の現代性、劇的ダンスに

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 恋の熱狂と絶望から生まれた奇怪な幻影を、管弦楽で壮大な物語として描いたベルリオーズ「幻想交響曲」(1830年)。希代の傑作を、勅使川原三郎が佐東利穂子との劇的ダンスに再創造した。

 舞台の片隅、正面を見つめ闇に佇(たたず)む男。両腕の静かな動きから、いびつな円や無限大の形象が生まれては消える。男の…

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