(書評)『ふるさとって呼んでもいいですか 6歳で「移民」になった私の物語』 ナディ〈著〉

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 ■「労働力」でなく「隣人」として

 1991年、わずか6歳で、両親と弟2人と共に日本へやってきたイラン人女性が、28年間過ごしてきた日本での日々を綴(つづ)る。

 イラクとの戦争が終わったのは、わずか4歳のころ。国内経済は悪化し、父の店の経営が行き詰まり、出稼ぎを決意した一家。入国管理局の職員から…

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